オトモのお手入れ

弾いた後は

乾いた布で、付着した汗等を拭って下さい。それでも金属部分はどうしても錆びやすいので、ご了承下さい。
サビは音色には影響ありません。
高音・多湿・直射日光の当たる所を避け、室内で保管して下さい
シェラックニスは水滴やアルコールに触れると変色する恐れがあります。

チューニング

カリンバの音程は、キーの突き出しが長いほど音程が低く、反対に短いほど音程が高くなります。
このため、カリンバのチューニングは、音を聞きながら突き出し長さを微調整する事で行います。

当て木、ハンマーを用意し、音程を低くしたい場合はキーの枕木側から叩き込みます。
反対に、高くしたい場合はキーの弾く側から叩き込みます。

ほんの少し(1~2ミリ)動かしただけでも音程は半音くらい変わりますので、少しずつ行って下さい


異音がしたら...

頻繁には起きない事なのですが、長く弾いているとキーが緩んできてずれやすくなったり、異音(びびりの音)がするようになったりする事があります。
カリンバはキーの弾力と摩擦力だけで組み立てられていますので、それぞれのキーの弾力にばらつきが出てくるとこのような現象が起きます。
強く、あるいは頻繁に弾く事で起こるキーの変形や、気温湿度による木材の変形で常にバランスは変わり続けます。
チューニング直後等も時々起こります。

軽症の場合はキーを左右のどちらかに少しだけずらす事で治る事があります。
何もしないでちょっと置いておくだけでもバランスを取り戻してくれる場合もあるので、楽器の様子をよく観察してみて下さい。

キーが緩んだ時(※上級者向け)

どうしても異音が取れない場合はキーが緩んでいる可能性があります。その場合の直し方を解説します。
・まずキーを今ある位置から15ミリ程度枕木側へずらす。(キーが外せる場合は外してしまっても構いません)

・ずらしたキーをペンチ等でつかみ、ごくわずかに本体側へ曲げる。(または外れたキーの反りを伸ばす。)
※曲げることで、しっかり止まる様になりますが、曲げ過ぎると他のキーがかえって浮いてしまう事があるので注意。

・元の位置へ戻してチューニングをし直す。

それでも直らない時や自信の無い方は、創作カリンバ工房へメンテナンスをご依頼ください。
お客様の往復送料のご負担にて調整いたします。