工房日記 Let’s fly together
2024年05月04日(土) 12:09:54 更新
■ユーザ「しんじ」の投稿(時系列順)[279件](10ページ目) ( 279 件 )
2024/02/16 (Fri) 11:05:44 No.299 by しんじ
今日は小雪がちらついたりしていますが、ここ数日はとても暖かくて、昨日はハウスの室温は最高でなんと32度🌺
軽装で仕事ができるので仕事がとてもはかどるのですが、ちょっと戸惑いを覚えます。
畑にも久々に顔を出して見たら、テントウムシたちが陽気に誘われて日向ぼっこしてました😊
さて、箱カリンバ。
私の今までの作品は一つ一つの音がしっかり独立して聞こえ、余韻が長い音を作る傾向があったのですが、
もっと音がふわっとして、引くたびに隣のキーもなっちゃうようなそんなのが出来たらいいなと考えています。
それを実現するような駒の構造としてタンザニアのイリンバを参考にしているんですが、あれらと同じような金属素材って
案外探しても見つからないんですよね。。。
そこで目をつけたのが打ち損じたキー。ピアノ線なのでとても丈夫です。
これを平たく鍛造して駒が作れないかなと思いつきました。
去年作ったクロマチックの打ち損じが結構あるので、これらをリサイクルできるから一石二鳥!
3.5ミリを平たく打ったら1x5mmのピアノ線フラットバーが出来ました。
適度にしなやかで丈夫。これはいけるかも。木材と当たる面はヤスリで丹念に直線に仕上げます。
L字に曲げるのが難しかったです。曲がるは曲がるのですが、精度を出すのが難しい。
なんかうまい方法ないかな🤔
さらに続きます。
2024/02/20 (Tue) 18:57:02 No.300 by しんじ
さっき出来ました💦
キーの本数は23本。うち真ん中の5本は共鳴用で弾きません。
使ったピアノ線の太さは1.6〜3.0mmでした。全部をほぼ同じ厚みに鍛造する必要があります。
音域はD♭2〜F#6低音と高音の限界にチャレンジした特殊チューニングです。
真ん中の共鳴キーはタンザニアの叡智。イリンバなどに見られる技法です。
今回のイベントではチューニングのお話をさせていただくことになっているので、
その辺りも詳しく説明したいなと思います。
この楽器は明後日からのイベントに持っていきます。誰でも試奏可能です。
箱の鳴り方も板の鳴り方とは違った趣があって楽しいですよ🕺
天気予報はまた寒くなりそうですが、皆様どうか遊びにきてくださいね😃
#ギャラリー・チフリグリ
2024/03/03 (Sun) 18:10:10 No.301 by しんじ
三寒四温でめまぐるしく天気は変わりますが、確実に春の足音が近づいてますね。
おかげさまで、工房も新しいスタートを切ることが出来ました。
今までは旧オトモのページ内に通販ページを設けて運営しておりましたが、
この度BASEにてウェブショップ を立ち上げました。
カリンバは手にとって確かめるのがベストではありますが、
せっかく興味を持ってくださった方々に、みんな仙台まで来てくださいとは言えないですよね。😅
どんなカリンバなのか、弾くとどんな感じがするのか伝わるようにしたいです。
作品への質問もお気軽にお寄せください。
また個人ページではハードルが高かった様々な決済方法も充実してます。これはありがたいです。
ブログ機能もあるのでカリンバのスペックだけではなく、
弾き方やメンテナンス法・作品誕生の経緯などもお伝えしていきたいです。
現在は新シリーズである「オトモq」と「そら」を出展しております。
見ていて楽しくなるページを心がけたいです。
どうぞよろしくお願いします。
#ウェブショップ
2024/04/08 (Mon) 12:24:52 No.303 by しんじ
日記がひと月も空いてしまいました。。。
生活スタイルが激変し、やっとちょっとだけ時間ができて書いてます。
ウェブショップを始めたのを機にSNS嫌いの私もリハビリ的にインスタを初めてみたり、
色々と、変化・気づきの多い年度末・年度始まりでした。
今度のチフリグリイベントはちょっとゆるっとした雰囲気で、
アットホームに開催したいなと思っています。
土曜日14時からは今月末のコンサート「妖精物語」のデモンストレーションもやる予定です。(無料)
いやしかし、これは手前味噌でなんですが、すごいことになりそうですよ。。。
真澄さんの朗読と創作カリンバ。世界観の広がり方は足し算ではないです。掛け算です。
ちょこっと聞きに来てみてください。
創作の内側を垣間見るチャンスです。😉
#ギャラリーチフリグリ #荒井真澄 #妖精物語
2024/04/18 (Thu) 11:43:07 No.304 by しんじ
spring 春 泉
まさに泉のごとく、ほったらかしの畑からたくさんの草花が芽吹いております。
カーボロネロ(黒キャベツ)が花を咲かせてました。
春先に新芽を随分食べたのですが、それでも後から後から生えて来ます。
優しい黄色の花。
こちらはペイシェンスドック。今が旬。爽やかな酸味の、大きな柔らかい葉っぱは煮込みに美味しい。
カーボロネロとともに、これらは多年草野菜だから植えっぱなしで収穫できます。
ルッコラも花が咲いてます。ルッコラの花や蕾は食べられます。アブラムシのいない今頃ならサラダも可。
チャイブ。蕾が付いてました。ピンクのボンボンみたいな花が楽しみ。要するにネギボウズですね。
だいぶ増えたので、今年は株分けして半分食べよう。
ニンニクも成長中。今年はニンニクいっぱい植えた。
一度増え過ぎて畑を埋め尽くしてはまずいと思い根っこから掘り出したはずのオレガノが
またもりもりと生えて来ました。とても強いハーブです。今年は花前に惜しみなく刈り取る予定。
ネギとタンポポ。ほんとは小ねぎだったのですが、放置したら大きくなった。
フレンチタラゴン。雑草と見分けが難しいです。タラゴンは独特の甘み・苦味・辛みのある素敵なハーブ。
しずくちゃん曰く「レインボーな味」
セージが新しい葉っぱを出し始めました。
フレッシュのセージを入れた紅茶はフルーツティーのような甘みを感じます。
いい季節になりました。花はとてもゴージャスです。紫がかったピンクでサルビアのような房になる花。
シソ科だからね。
夏野菜の苗を作らねば!💪
2024/05/01 (Wed) 12:38:38 No.305 by しんじ
先日のライブ「妖精物語」へご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
ライブは行けなかったけど、興味を持ってくださった方々も、ありがとうございました。
荒井真澄さんの朗読が素晴らしいのは皆さんご承知の通りですが、カリンバの即興との共演とあって、
聞いてみるまでほとんどの方がどんな物か分からなかったのではないかと思います。
そんな中、想像を膨らませて来てみてくださった事、とても感謝しております。
カリンバの良さをインターネットというメディアを通してお伝えするのはとても難しいです。
自分なりに、画像や音色を工夫して収録し、公開しておりますが、
実際に聞いたり、お手にとって鳴らしてみることにはなかなかかないません。
今後もいろいろな形でカリンバに触れ、面白さ・奥深さが伝わるようなイベントを企画していきますので
また今後ともどうぞよろしくお願い致します。
「自分の代で出来るかどうかは分からないけれど、
カリンバが日本で消化されて行って、文化として根付くような活動をしたいです」
冒頭私はそう語りました。
その時の聞いてくださっていたお客様方の、真剣でポジティブな眼差しに、驚きというか、
何か胸を打たれるような感情が込み上げて来ました。
改めて、本当にそうなったらいいなと思いました。
妖精の道を共に歩んだ共演の仲間たち、
公演にあたりたくさんのお力を貸してくれた方々にも本当に感謝しております。
ありがとうございました。
#妖精物語 #となりのえんがわ #荒井真澄
2024/05/04 (Sat) 12:09:54 No.306 by しんじ
GW前から絶賛種まき中です。
このところとても暖かくなったので、種はそれぞれのタイミングで芽を出し始めています🌱🌱🌱🌱🌱
「自分で蒔いた種って言葉がありますが」、蒔けば必ず発芽するわけでもないです。
生き物ですから、「おいらは芽を出す!」と決めた種が芽を出してるんだなと、観察していて思います。
「ありがとう」とか「おめでとう」とか、そんな気持ちです。一方で「やった!今年はこれが食べれる」
とか思う自分もいたり。。。複雑な気持ちです。
大きい種からは大きな芽が、小さい種からは小さい芽が出ます。
最終的な野菜の姿とは裏腹だったりするのが面白くて、お豆はそれ自体が種だから結構大きい。
セリ科の野菜(パセリなど)は種が細かいです。
指差しているふたばは根セロリというセロリの一種。めちゃくちゃちっちゃい〜😳
本当に大きくなるだろうか。今年初挑戦の野菜です。
ナスやトマトも種からやってます。
ナスはイタリアの、丸いナス。去年失敗したのでリベンジです。
トマトは種を継いで今年3年目。だいぶここの環境に順応した感じがします。
温床を持ってないので、発芽は遅く、スローなスタートとなりました。
雨の前に畑の草刈りしないとな〜。
最近はアエルでいただいた受注の作品を手がけておりますが、
その合間々々で新しい可能性も探っています。
いや、正確には新しくはないのですが、自分の中で一回りして、新しく捉え直しているという感じなのです。
近年の私の作品は主にソリッドタイプというか、厚めの板にキーを取り付けるスタイルでやって来たのですが、
また初期の頃に作っていたホロウタイプ(ボックスタイプ)を作ってみたくなったのです。
先日のチフリグリさんでのイベントに私が生涯初めてこさえたカリンバを持ってって鳴らしているうちに
「ああ、この不安定な、箱のなるままに任せる感じってよかったよなぁ」って思い出したんですね。
自分がカリンバを作って弾いて、純粋に楽しかった時間を過ごしたことを久しぶりに思い出したんです。
20年超カリンバを作っているうちに、いつしか「売るからにはいい音でなければ」と思うようになり、
また自分なりに「いい音とは、喜ばれる音とは、こういう音だ」と定義して、
それをものにしようとコントロールするようになりました。
それはそれで技術の向上という意味では大切なプロセスだったのですが、
別の角度から見ると、自分の思い込みに自分で窮屈を感じてたりもするなという気持ちが湧いて来たのです。
流れに任せて作ったらどんな楽器ができるだろう?
次回のイベントでお披露目できたらいいなと思います。
お楽しみに。自分も楽しみだったりします😉