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工房日記 Let’s fly together

2024年11月15日(金) 18:29:13 更新

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No.317 by Icon of shinji しんじ

【intermezzo まだまだ初めてづくしでした】

鬼太郎誕生ゲゲゲの謎シネマコンサート(再演)2日間の行程を無事終えました。

東京を歩くのも少しづつ慣れてきて、グーグル大先生のお陰でだいたい行きたいところに行けるようになりました。
3ヶ月ぶりの演者関係者の皆さんとの嬉しい再会。前よりもちょっと馴染んだ雰囲気。

しかし音楽に関しては、前回と同じことをもう一回、、、とは全然いかない、私としてはまたもや学びの多い機会となりました。

前回は不安と緊張をコントロールするのに必死で、あまり自分の演奏がどうかという事には気づけてなかったのですが、
今回の再演で後半冒頭に追加された新しい楽曲intermezzo、映画全体を俯瞰するドラマチックな間奏曲では、
カリンバが映画中には演奏しなかったフレーズを他の楽器と並走する形で奏でる所が出来ました。

そしてそのリハーサル中にはたと気がついたのです。
「俺、周りとテンポ全然あってないじゃん。。。😨」
オーケストラにカリンバが合わせる。
今までやったことない事に挑戦しているので仕方ないのですが、どうしたらいいか分からず呆然としてしまいました。

大きな宿題を持ち帰り、さあどうしよう。とにかく練習。。。
intermezzoはイヤモニからクリックを聞いて合わせているのではないので、
メトロノームで合わせる練習というのも、無意味ではないけど、なんか違う。。。
なんだか絵に描いた平均台から落ちないようにしてるみたいな、変な緊張感が漂う弾き方になってしまったり。。。

そこで、奥さん(←オーケストラ演奏経験者)にも聞いてもらってアドバイスをいただくことにしました。
色々練習に付き合ってもらううちにポロリと出た一言「確信を持って弾く」

ああ、確かにこれは自分に足りなかった。技術もさながら覚悟の問題。
周りに「合わせる」のではなくて、
確信を持って音を出した結果「合っている」。
音源に合わせた練習も意識を変えた辺りから少しずつテンポが合い始めました。
と言ってもそんなに簡単ではなかったですが😅

あと、呼吸を工夫することでもちょっと良くなる事が分かってきました。

ゲネプロではなんだかやれそうな気がしてきました。
自分の演奏は他の演奏者の方や指揮者の先生による有形無形のサポートが入ってやっと成立しているというのが
この頃になってやっと気づけてきました。本当にありがたい気持ちでした。

そして本番。色々意識しすぎるとかえって間違いそうになるので
あまり考えずリラックスして弾こうと思っていました。
トークショーの木内さんと関さんの掛け合いが面白くて。気持ちがほぐれる。

映画が進んで、自分が休みのところでふと観客席の方に意識を集中してみたら
スクリーンのちらっと明るくなった瞬間、お客さんの涙が光ったような気がしました。
その時、もう自分がどう思われるかなんてどうでもいいや、という気持ちになり、
やっとこの映画とお客さんのために弾く事が出来ました。

見てくださった方々、ご来場本当にありがとうございました。
良い時間だったなら演者冥利に尽きます。これからも精進します。

追伸)もう一つ、ゲゲゲのカリンバについても語りたいので、家に帰ってからまた投稿します😊

#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート



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