工房日記 Let’s fly together
2024年10月28日(月) 20:56:09 更新
■2024年7月の投稿[3件] ( 3 件 )
2024/07/03 (Wed) 18:42:42 No.308 by しんじ
【大型イリンバの製作その2・板の平面出し】
先日割ったタモ板の荒れた切断面を、今日はルーターで平面出ししておりました。
箱状のブリッジの上をディッシュビットと呼ばれる、元は器を作る為の浅彫り、縁が丸く彫れるルータービットで削っていきます。
バンドソーのみならず私の持っている自動カンナも、幅36センチはサイズオーバー。
よくyoutubeで見かけてた大きな板の平面出しをする治具を真似て、やってみたのでした。
今日はルーターで木を削って日が暮れました。時間はかかりますが、手鉋でやるのに比べたらめちゃくちゃ楽でした。作ってよかった。
ただ淡々と削っているうちに、これは旅なのではないか?と言う思いまで浮かんできました。板厚で5ミリ削り進むジャーニー。
旅の合間に畑に行くと、今年生まれたばかりの1年生アマガエルちゃんたちが
夕暮れの畑で小さな羽虫を狩るために色々な葉の上でじっと気配を感じておりました。
そこでアホ巨人たる私がカメラを向けます。
カエルちゃんたちは正直迷惑そうです。(笑)だって可愛いんだもの。美しいんだもの。🐸😍
明日ももう一枚の平面出しをやります。頑張るぞー。
#イリンバ
先日割ったタモ板の荒れた切断面を、今日はルーターで平面出ししておりました。
箱状のブリッジの上をディッシュビットと呼ばれる、元は器を作る為の浅彫り、縁が丸く彫れるルータービットで削っていきます。
バンドソーのみならず私の持っている自動カンナも、幅36センチはサイズオーバー。
よくyoutubeで見かけてた大きな板の平面出しをする治具を真似て、やってみたのでした。
今日はルーターで木を削って日が暮れました。時間はかかりますが、手鉋でやるのに比べたらめちゃくちゃ楽でした。作ってよかった。
ただ淡々と削っているうちに、これは旅なのではないか?と言う思いまで浮かんできました。板厚で5ミリ削り進むジャーニー。
旅の合間に畑に行くと、今年生まれたばかりの1年生アマガエルちゃんたちが
夕暮れの畑で小さな羽虫を狩るために色々な葉の上でじっと気配を感じておりました。
そこでアホ巨人たる私がカメラを向けます。
カエルちゃんたちは正直迷惑そうです。(笑)だって可愛いんだもの。美しいんだもの。🐸😍
明日ももう一枚の平面出しをやります。頑張るぞー。
#イリンバ
2024/07/01 (Mon) 11:58:01 No.307 by しんじ
【大型イリンバの製作その1・幅広板の挽き割り】
タンザニアの伝統楽器・イリンバはジンバブエのムビラとは音作りの仕方が全然違っています。
ムビラは厚板(だいたい15〜25ミリの間かな?)・太いキーの本体をデゼと呼ばれる丸くて大きな共鳴器に入れて音を大きくするのに対して
イリンバは比較的薄い板(目算でおそらく6〜12ミリくらいだと思う)の大きな共鳴箱に直接細めのキーをたくさんつけております。
薄い板なので良くしなるから、弾いていない隣り合うキーの音も誘発されて鳴り、交じり合うのが特徴です。
近年この音がとても魅力的に思えてきて、イリンバ型の楽器を作り始めました。
先のライブ「妖精物語」ではこのタイプの楽器を2台でアンサンブルしたりもしました。
広い空間を思わせるような音作りが出来ます。
前回は横幅が18センチぐらいだったのですが、さらに追求して、今製作しているのは幅・長さが36センチ四方ぐらいになるのを
作っています。
幅広の薄板は、しかも楽器に使えるような歪んでいないものとなると、なかなか売ってないです。
そこで自分で厚板を挽き割って薄板にする作戦です。
バンドソーで良いのでは?と思われる方もいるでしょう。
しかし私の持ってるバンドソーの挽き割り最大幅が18センチくらい。機械に入らないんですよね。。。😅
そこでノコで手挽きとなったわけです。
この作業の強い味方が写真の鋸、窓鋸(まどのこ)です。京都の鋸職人さんから購入しました。
まだなかなか上手に使いこなせませんが、これはすごい鋸です。
これなしにはこんな幅広板は多分挽き割れないのではないでしょうか。
伝統的な手道具にはまだまだ可能性があると思う。
鋸についてはまたレポートしたいです。初めてだった今回はとにかく挽き割るだけで精一杯と言う感じでした。
6センチ厚のタモ板を挽き割ったのですが、切断面が荒れて、削り整えたらおそらく一枚が2.5センチくらいになってしまいました。。。
もっと精度を上げるにはどうしたらいいか、使うときのコツもちょっとフィードバック出来たので、
次回以降に反映したいです。今回割った板をさらに割って、最終的には1センチ弱(でもできれば1センチ!)の
板を4枚ゲットするのが目標です。🔥🔥🔥🔥🔥やるぞー!
#イリンバ
タンザニアの伝統楽器・イリンバはジンバブエのムビラとは音作りの仕方が全然違っています。
ムビラは厚板(だいたい15〜25ミリの間かな?)・太いキーの本体をデゼと呼ばれる丸くて大きな共鳴器に入れて音を大きくするのに対して
イリンバは比較的薄い板(目算でおそらく6〜12ミリくらいだと思う)の大きな共鳴箱に直接細めのキーをたくさんつけております。
薄い板なので良くしなるから、弾いていない隣り合うキーの音も誘発されて鳴り、交じり合うのが特徴です。
近年この音がとても魅力的に思えてきて、イリンバ型の楽器を作り始めました。
先のライブ「妖精物語」ではこのタイプの楽器を2台でアンサンブルしたりもしました。
広い空間を思わせるような音作りが出来ます。
前回は横幅が18センチぐらいだったのですが、さらに追求して、今製作しているのは幅・長さが36センチ四方ぐらいになるのを
作っています。
幅広の薄板は、しかも楽器に使えるような歪んでいないものとなると、なかなか売ってないです。
そこで自分で厚板を挽き割って薄板にする作戦です。
バンドソーで良いのでは?と思われる方もいるでしょう。
しかし私の持ってるバンドソーの挽き割り最大幅が18センチくらい。機械に入らないんですよね。。。😅
そこでノコで手挽きとなったわけです。
この作業の強い味方が写真の鋸、窓鋸(まどのこ)です。京都の鋸職人さんから購入しました。
まだなかなか上手に使いこなせませんが、これはすごい鋸です。
これなしにはこんな幅広板は多分挽き割れないのではないでしょうか。
伝統的な手道具にはまだまだ可能性があると思う。
鋸についてはまたレポートしたいです。初めてだった今回はとにかく挽き割るだけで精一杯と言う感じでした。
6センチ厚のタモ板を挽き割ったのですが、切断面が荒れて、削り整えたらおそらく一枚が2.5センチくらいになってしまいました。。。
もっと精度を上げるにはどうしたらいいか、使うときのコツもちょっとフィードバック出来たので、
次回以降に反映したいです。今回割った板をさらに割って、最終的には1センチ弱(でもできれば1センチ!)の
板を4枚ゲットするのが目標です。🔥🔥🔥🔥🔥やるぞー!
#イリンバ
自然界の様子は毎年々々違うものなのですが、
身近な違いとしては、今年は蚊が少ないかなぁ?という印象を持っています。
いつものこの時期だと、もうひっきりなしに、仕事をしているおいらを襲ってきて
集中しているとやっつける事も出来ず文字通り出血大サービスになってしまうところを
今年は今の所は、夕方に一匹二匹仕留めるにとどまっています。
何気なくそのことを農園主に話してみると、今年は全体に虫が少ない印象で、
特にトウモロコシを食害するアワノメイガがほとんどいないとの事。
理由はわからないそうです。こんなことは今まであまりなかったそうです。
自然は奥深いですね。。。
畑の様子も去年とは違っており、今年は比較的うまくいっています。
特に、去年、一昨年とあまりうまくいかなかった藍の成長がいい感じ!🌱
カリンバに藍の生葉染めをしてみたかったのです。
去年は幸運にも染色家・山下のぞみさんから分けていただいた藍の葉で染めてみることが
出来ました。木工に染めをするとまた全然違った趣があり、美しいです。
生葉染めは鮮度が命なので、今年は自家製でやれそう。とてもワクワクしてます😍
それにはまず染める本体を作らねばー!
そらちゃん、qちゃんのホワイトアッシュをただいま鋭意制作中です🔥