工房日記 Let’s fly together
2025年01月19日(日) 18:48:37 更新
■タグ「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」を含む投稿[11件] ( 11 件 )
2025/01/10 (Fri)
19:38:28
No.324
by
しんじ
ちょっと遅くなってしまいましたが、みなさま明けましておめでとうございます。m(_ _ )m
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、当工房の年末年始はゲゲゲカリンバの製作真っ最中でした💪🔥冬の寒さもなんのその!
写真多めですがダイジェストでお送りいたします。
昨年暮れは木工最終段階。小パーツの製作です。
板を作って、ノコで切ってはカンナで整え、次々作ります。

下の本体パーツと上の小パーツは可能な限り木目を合わせます。

こうすることで、季節の変化で上下のパーツが伸び縮みしても
木目が揃っているのでほぼ一枚板を削り出した時のように変形する。
結果接着が剥がれにくいという考えです。(とはいえ極度の乾燥や湿気は苦手です。)


ぴったり同じサイズに作って、得意のまとめて面取り。

細部は一つ一つやります。

年越しは自宅で接着。貼った後は待たねば、ということで、ゆっくりした時間が過ぎていきます。。。
今年に入ってからはひたすら鍛造!🔨✨


キーはピアノ線の丸棒を叩いて伸ばして写真のような形まで仕上げます。
仕上げた後は上下左右のそり、ねじれなどを修正して、指の触れる部分をヤスリで丁寧に丸くしていきます。

さらに続きます。。。
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート
〔368文字〕 編集
2024/12/29 (Sun)
17:11:54
No.323
by
しんじ
本体の木工のベース部分が終わりました。ダイジェスト的に作業の様子をご紹介。
私は作業途中に木が見せる様々な表情が美しくて好きです。

テンプレートを使ってロゴが出来るだけ真ん中に来るように墨線(カットする目印)を付ける。

木口削り。木目に対して直角に削るので、硬くて割れやすい。カンナはよく切れる状態をキープする。

サイズが整いました。

ワイヤーが通る穴をあける


まとめて角を丸くする。効率がいいからというよりはカンナが乗せやすく精度が出るから。


細部は一つ一つ丁寧に。。。

そして完成!
今は枕木やコマを留めるための小パーツを作っています。これもあとちょっとで出来ます。
続きは次回✨
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート
2024/12/06 (Fri)
22:34:29
No.322
by
しんじ
半月休ませた板はだいぶストレスを放出して自然な反りが出てきました。

定規の下が透けて光が漏れています。
これらの板の楽器の表になる面をまずはカンナで整えます。

そしてさらに定盤にサンドペーパーを貼ったものでかなり精密に平面を出します。
定規を当てても光が漏れないくらい(わかるかな?)ぴったり平面にします。

元来カリンバはここまで平面にしなくてもちゃんと鳴ってくれるおおらかな楽器です。
しかし今回のゲゲゲカリンバの肝心なところはロゴの入った焼印。
記念品としてのおもてなしがあるわけです。
焼印の印面はとても正確な平面が出ているので、それが押される板も正確な平面でなければなりません。
食品などの柔らかいものならグッと押せば焼印にフィットするので問題ないのですが
エンジュ板は硬いのでどうしても精度が必要なんですね。
そういうわけで10台分平面を出して、ここからはしずくちゃんにバトンタッチです。
実は私は焼印があまり得意でないんですね。。。😅
狙えば狙うほどなんかプルプルと震えてきてずれてしまう。
そこいくと奥さんは度胸一発、ズバッと押せるんです。
ほんとすごいです。
とはいえ、彼女もかなり練習しました。
展示用のカリンバに押す時もかなり歩留まりが悪く、やっと一個成功という感じでしたので、
今回も板をだいぶ厚めに取って、もし失敗しても削ってやり直せるようにしておいたのですが

結果はなんと10発10中!えらい!やったぜしずくちゃん!🎊
いやでも結構プレッシャーもかかってたっぽいです。
出来るだけそうならないようにしたつもりですが。。。
そんなわけで、思いがけずはかどりました!
これはもしかして開運グッズになるんじゃないかしら(笑)
なんて言いながら次回へ続く。
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート
2024/12/02 (Mon)
22:25:54
No.321
by
しんじ
昨日の夕方、家に着きました。😃
シネマコンサート大阪公演お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!
山あり谷ありでしたが、初演から通算8回の公演を無事やり遂げる事が出来ました。
これもひとえにお越しいただいたお客様、コンサート運営のフタッフの皆様、
全ての演者の皆様のお力添えのおかげです。
活動を支えてくれた家族にも感謝します。
本当にありがとうございます。
日記のタイトル「行こうぜ」はM26、たくさんの鳥居を越えて水木とゲゲ郎が駆けて行く
シーンの音楽の名前です。
実はこの中にもカリンバが入っておりました。
3拍目裏から八分音符ではいるアルペジオのタイミングがとても難しいのです。
M19(月夜の語らい)はとても情緒に溢れた曲ですが、このM26はとても難しいけれど
決まるととてもカッコイイ。。。
結局、最後の最後まで練習したのはM26「行こうぜ」でした。
川井さんはカリンバの良さを僕が思いつかないようないろんな方向から見つけ出して、
楽曲の中に活かして下さいました。
M5も然り。
他にもいっぱいあるのでサウンドトラック持ってる方はカリンバ探しして見て下さいね😉
大阪は実は高校の修学旅行以来の訪問で、ほぼ初めてのような気持ちでした。
川と橋が街に溶け込んでいて、美しい街ですね。
東京の時もそうだったけど、
夜ぐっすり眠れるように、行程の合間を縫って出来るだけ歩くようにしておりました。
朝早く、ホテルから中之島公園を通って大阪城まで歩いたのが清々しくて、いい思い出になりました。
いつかまた訪れたいです。
誰かたこ焼きについている出汁の出番をこの東北人に教えて下さい😅
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート

2024/11/22 (Fri)
10:10:09
No.320
by
しんじ
昨日は前回製材した厚板を、
本体用の板とパーツ用の板に挽き割る作業をしました。
この作業とともに、割れや節も回避していきます。


まず板の歪みをカンナでとります。

広葉樹は木目がうねっていて、見る角度によってきらめきが変わって綺麗なこともあるのですが、
そういう部分は大抵、木目が複雑でカンナがけが難しいのです。。。慎重に削っていきます。一台一台木目が違います。
これを、バンドソーという鋸の親分みたいな電動工具でひき割ります。


こんな感じ。やったうまくいった👍✨
切断面にカンナをかけて、板を休ませます。

最終の仕上がりより一回り大きく作ってあります。
挽き割りは一番大きい加工なので、加工後の歪みが出やすいです。
少し削って歪みを取っては様子を見て、あまり動かなくなったのを確認してから次工程へ移ります。
木工の続きは大阪終わってからかな。
今回はここまで。
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート
2024/11/15 (Fri)
18:17:23
No.319
by
しんじ

東京から帰ると、仕入れたエンジュが届いておりました。
木は切ったり削ったりすると内側にかかっていたストレスを逃して変形するので、
すっかり注文受けてから加工し始めたのではとても精度が悪くなってしまいます。
ですので、先行して製材をする必要があります。
仮に注文がなかったとしても、既存モデルに使えるように工夫します。
(できればそうはなりたくはないですが😅)

年輪を数える。僕よりお兄さんです。大事に使わせていただきます。。。🙏🏻
木の切断は、良くも悪くも決断です。切ったものは元に戻らないから。
今回のモデルでは柾目になる部分のみを使います。

丸太からの製材時にどうしても必要で機械に噛ませた傷や節をうまく避けて
できるだけたくさんカリンバが取れるよう工夫します。
(ちなみに節はよっぽど大きいもの以外は個性として許容しています。)

自動カンナという、厚みを出す機械に入れて表面を削っているところ。
綺麗な木目が出てきました。

今日はここまで。。。
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート
2024/11/13 (Wed)
18:16:31
No.318
by
しんじ
実はこの度、東映アニメーション様との共同企画として、
シネマコンサートを記念したオリジナルカリンバを受注製作・販売させていただくことになりました。
会場ロビーに展示されたカリンバの様子です。

特徴としては、
・カバンに忍ばせられる手のひらサイズ
・キーはピアノ線鍛造、本体の樹種はエンジュを使用しており、映画で使ったカリンバと同じ工法で製作しております。
・本体はシネマコンサート焼印入り
・キーは12本。配列は当工房の受注生産モデル、pepi の配列を元に、M19「水木とゲゲ郎〜月夜の語らい」が弾けるようにアレンジしたものになっております。
・上記楽曲のタブ譜が付録についてきます。
もし出来そうであれば、この日記で製作プロセスやカリンバよもやま話などご紹介できればなと思っております。
こんな風に作られた音が映画で流れたんだなぁと、映画の味わいが深まるきっかけになれば幸いです。
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート
〔1391文字〕 編集
2024/11/11 (Mon)
08:49:24
No.317
by
しんじ
鬼太郎誕生ゲゲゲの謎シネマコンサート(再演)2日間の行程を無事終えました。
東京を歩くのも少しづつ慣れてきて、グーグル大先生のお陰でだいたい行きたいところに行けるようになりました。
3ヶ月ぶりの演者関係者の皆さんとの嬉しい再会。前よりもちょっと馴染んだ雰囲気。
しかし音楽に関しては、前回と同じことをもう一回、、、とは全然いかない、私としてはまたもや学びの多い機会となりました。
前回は不安と緊張をコントロールするのに必死で、あまり自分の演奏がどうかという事には気づけてなかったのですが、
今回の再演で後半冒頭に追加された新しい楽曲intermezzo、映画全体を俯瞰するドラマチックな間奏曲では、
カリンバが映画中には演奏しなかったフレーズを他の楽器と並走する形で奏でる所が出来ました。
そしてそのリハーサル中にはたと気がついたのです。
「俺、周りとテンポ全然あってないじゃん。。。😨」
オーケストラにカリンバが合わせる。
今までやったことない事に挑戦しているので仕方ないのですが、どうしたらいいか分からず呆然としてしまいました。
大きな宿題を持ち帰り、さあどうしよう。とにかく練習。。。
intermezzoはイヤモニからクリックを聞いて合わせているのではないので、
メトロノームで合わせる練習というのも、無意味ではないけど、なんか違う。。。
なんだか絵に描いた平均台から落ちないようにしてるみたいな、変な緊張感が漂う弾き方になってしまったり。。。
そこで、奥さん(←オーケストラ演奏経験者)にも聞いてもらってアドバイスをいただくことにしました。
色々練習に付き合ってもらううちにポロリと出た一言「確信を持って弾く」
ああ、確かにこれは自分に足りなかった。技術もさながら覚悟の問題。
周りに「合わせる」のではなくて、
確信を持って音を出した結果「合っている」。
音源に合わせた練習も意識を変えた辺りから少しずつテンポが合い始めました。
と言ってもそんなに簡単ではなかったですが😅
あと、呼吸を工夫することでもちょっと良くなる事が分かってきました。
ゲネプロではなんだかやれそうな気がしてきました。
自分の演奏は他の演奏者の方や指揮者の先生による有形無形のサポートが入ってやっと成立しているというのが
この頃になってやっと気づけてきました。本当にありがたい気持ちでした。
そして本番。色々意識しすぎるとかえって間違いそうになるので
あまり考えずリラックスして弾こうと思っていました。
トークショーの木内さんと関さんの掛け合いが面白くて。気持ちがほぐれる。
映画が進んで、自分が休みのところでふと観客席の方に意識を集中してみたら
スクリーンのちらっと明るくなった瞬間、お客さんの涙が光ったような気がしました。
その時、もう自分がどう思われるかなんてどうでもいいや、という気持ちになり、
やっとこの映画とお客さんのために弾く事が出来ました。
見てくださった方々、ご来場本当にありがとうございました。
良い時間だったなら演者冥利に尽きます。これからも精進します。
追伸)もう一つ、ゲゲゲのカリンバについても語りたいので、家に帰ってからまた投稿します😊
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート
2024/08/12 (Mon)
08:26:45
No.312
by
しんじ
『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』シネマコンサート、無事終わりました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
そして、川井さん、演者の皆様、シネマコンサートの制作に携わった全てのスタッフの皆様、
仲間に加えてくださり、本当にありがとうございました。
カリンバをこんな大きなホールで、たくさんの楽器と一緒に演奏するというのは
全く初めての体験で、とても新鮮で驚きに満ちていました。
一言で言えば、本当に楽しかった。
どんなに文章にまとめようと思っても、ここ1ヶ月で感じた色々の事、
まとまらないし書ききれません。
一夜明けて、リフレインする情景を思いつくままに箇条書きしてみます。
・映画と音楽をぴったり合わせるのに「イヤモニ」を使う。。。イヤモニ?それは一体。。?!
・とにかく、曲と仲良しになるために一日一回はCDを通しで聞きました。川井さんの曲の深みが自分なりに見えてきました。
・CDに合わせて楽譜を見ながら弾いてみる。弾くたびに緊張する。まだ一人なのに。
・メトロノームを使って弾いてみる。→なんか合わない。難しい。気晴らしに畑へ行く。
・イヤーモニターのつけ方を練習する。
・久々に川井さんと再会。暖かい声。暖かいお人柄。AUBEの皆さん、佐藤やすのさんとも嬉しい再会。
・リハ初日バンドパート→緊張
・リハーサル後の竹芝の海沿いの夜景がすごい綺麗だった。
・Suica落とす。駅に届けてくださった方本当にありがとう。
・リハ2日目オーケストラとコーラスも入る→また緊張。緊張ってなんだろう?
・えっここ俺一人?!('o';;;
・うまくやりたいという思いが逆に音をもたつかせる。
・指揮の先生から他のパートとの関係をアドバイスいただく。スコアを読み直し。
・PAの方が本番まで親身に音の調整の相談に乗ってくださった。
カリンバは音が小さいので、他の楽器とバランスを取るのがとても難しかったのです。
・本番初日。新幹線遅れる。何か少し気持ちが吹っ切れる。なるようにしかならないのである。
・ゲネプロとは結局なんの略だろうか。わからないのに「ゲネプロ」って言ってる自分。
・空調で楽器の調子が都度変わる。いや、これはクロマチックちゃんが「イイコイイコしてっ!」て言ってるんだ。よし。イイコイイコ。
・木内さんが気さくに声をかけてくださり、気持ちをほぐしてくれた。
・渋谷で、なぜか金魚ねぶたを見かけた。これはきっと、じいちゃんが来てくれてるんだと思った。
・演者の方々と雑談。「一人ではない」と感じた。ありがたかった。
・ステージ袖から見る満席の会場。緊張。でも、緊張とも友達になれるかもしれないと、一瞬だけ思えた。
・会場のお客様とオーケストラがカランコロンで一体になる。終わってしまうのがちょっと寂しい。
お楽しみ頂けたのなら、とても嬉しいです。たくさんの出会いに感謝。
11月に再演が決まりました。
シネマコンサートで初めてこの映画をご覧になったという方も少なからずいらっしゃった様でした。
もう見た方も、まだの方も、是非!
#シネマコンサート #鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #川井憲次

2023/11/21 (Tue)
10:43:21
No.284
by
しんじ

先週、アニメ映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」
をMOVIX長町で観てきました。映画なんて何年ぶりだろう!
この作品は鬼太郎のお父さんが目玉になる前、そして題名通り鬼太郎が誕生するまでのお話です。
TVでやってた鬼太郎のアニメとは違って、ホラー色は若干強めです。
しかし、内容はとても深く、人間の業を感じつつも、それを受容してくれた
水木しげるさんの眼差しを感じるような作品だと思いました。
なぜこの映画を観に行ったのか。
実は、映画の劇中の音楽にて、当工房の最新作のクロマチックカリンバを採用していただいたからなのです。
カリンバの音色が映画館に鳴り響くとはどんな事なんだろう?
ストーリーに引き込まれる一方、新しい音楽体験へのワクワクで引き裂かれるような思いでした。
映画の音楽は川井憲次さん。
知り合ったのは昨年春。クロマチックのカリンバを探しておられた川井さんが当工房のサイトにたどり着き、
WOWOWアニメ「火狩りの王」にて超低音カリンバ、そして、秋には改めてクロマチックの製作依頼をいただきました。
製作期間は年をまたいで9ヶ月でした。今までの製作期間の中で最長、
音域も私が製作したものの中で最大となりました。(4オクターブと5度)
とてもチャレンジしがいのある楽器でしたが、完成してみてわかったのは、自分の努力だけではなく、
たくさんの方々の有形無形のお力添えのおかげだと思いました。
そして、絶好の機会を与えてくださった川井さんには、本当に感謝しております。
また、感謝しているのは人間に対してだけじゃないんです。
前例の無い楽器の製作を前に、結果はどうなるかわからないけど、選択して進まなければならない局面が
たくさんありました。そんな時に何かしらメッセージを運んできてくれた畑の虫たち、カエルたち、鳥たち。
その他無数の小さな友達たちにも感謝したいです。
きっと、見えない友達も応援してくれたに違いありません。
おかげさまです。ありがとうございます。
川井さんの音楽を通して、みんなに夢を届けるカリンバになって、本当に良かったです。
この楽器のデビュー作が妖怪をテーマにした映画だったという事も、何かのご縁かもしれませんね。
どうか皆さま、ちょっと怖いですが、是非劇場に足をお運びいただけたら幸いです。
※ちなみにこの映画はwebサイトからチケットを買うようになっております。
映画館の券売機からは買えないそうなので、公式サイトから購入してください。
「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」
https://www.kitaro-tanjo.com
#クロマチックカリンバ #川井憲次 #鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #映画
シネマコンサートカリンバの組み立て、前半10台分が完了しました。うーん圧巻😅
ここから一週間くらいは音磨きの期間です。
パーツ同士の馴染みが良くなるにつれ音の伸びも良くなります。
音程が安定するまで何度かチューニングを重ねます。他にも音色や弾き心地、キーの角度など色々調整します。
ここまでの作業をダイジェストでご紹介します。
木工と金属加工は奥さんと分担で進めます。こちらはニス塗り完了の様子。
光に対して木の向きが変わると色が変わって見えて綺麗です。
鍛造の終わったキーの先端を一本一本ヤスリで整えます。指が痛くないように、何度も手触りを確認します。
整えた後は仮チューニングをし、駒の位置や、指で弾かない側のカット位置・曲げ位置などをマークします。
マークができたらカット。やすりがけからここまでは根気のいる作業です。。。
その他の金属パーツを製作。
パーツが全部揃ったらいよいよ組み立てです。最初はワイヤー張り。
カリンバは最初にワイヤーをしっかり張ってしまってから、キーを一本一本調整しながら挿していきます。
ワイヤーを張る時は、本体と押さえ棒の間にスペーサーをかませます。
キーを挿した後に、ワイヤーの伸びや本体木材への食い込みなどで、抑え棒の位置がちょうどになるように仕込みます。
キーを挿していくうちにスペーサーは持ち上げられて抜き取りやすくなるので、
半分くらい挿したら周りに傷をつけないように慎重に外します。
このカリンバは珍しいキーの並び方ですが、左右どちらの親指でもどのキーにもアクセスしやすいという特徴を持っております。
さあ後ひといき、頑張るぞ〜✨
#鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 #シネマコンサート